足の裏の皮膚は乾燥するとガサガサしとてもきになりますよね。
保湿クリームを塗ってもなかなか治らない場合、実はかかと水虫の場合もあります。
かかとガサガサが水虫だった場合の治療方法についてご紹介します。
かかとガサガサは水虫が原因?
水虫を治さずに長年放置すると、足の裏全体に波及し、角質増殖型足白癬(あしはくせん)に移行してしまいます。
このタイプの水虫では水疱(すいほう)もできずに、かゆみもありません。
足の裏のとくにかかとの角質層が厚く固くなります。
夏よりも冬に症状が強く出やすいために「単なる年齢、あかぎれや乾燥のせい」と勘違いされていることが多いようです。
そして、ほとんどの人が水虫と思わないで放置したり、保湿クリームを塗ってその場をしのいだりしています。
この角質増殖型足白癬は放置すると爪白癬を引き起こしたり、家族への感染源になったりするので早めに治療が必要です。
かかと水虫の判断方法
足の裏がカサカサする病気は他にもあります。
確実に診断するためには顕微鏡で白癬菌がいるかどうか調べる必要があります。
かかとのガサガサがなかなか治らない場合は一度専門医への受診をおすすめします。
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かかと水虫の治療方法は?
かかと水虫が軽度の場合は抗真菌薬を根気よく塗ると治ります。
ガサガサがよくなってきても、油断せずに塗り薬を塗り続けることが大切なんです。
完全に治る前にやめてしまうと、水虫はすぐに復活します。
カサカサの中に水虫菌が生きていますので、はがれ落ちた皮膚を放置しないでくださいね(^^ゞ
そして、お風呂マットなどはできれば家族とは別々にした方がいいでしょう。
完全に治るまでは家族へ伝染のリスクを減らしたほうが安全ですね。
角質が厚い場合には、外から薬を塗っても白癬菌が潜んでいる角質の奥の方まで届かないため、抗真菌薬を2ヶ月ほど内服するのが一般的な治療です。
飲んだ薬が角質層の内側から浸透して効き目を発揮するために確実な効果が得られます。
しかし、他の病気などで抗真菌薬を内服出来ない人もいらっしゃいます。
そんな方には抗真菌薬を塗ってラップで密封したり、尿素軟膏などの併用という方法もあります。
いずれにしても、専門医の受診が必要ですね。
まとめ
最近はかかと水虫も知られてきましたね。
立ち仕事の方や履いている靴のせいでかかとが硬くガサガサになってしまうこともあると思います。
でも、なかなか治らない場合はやはり一度病院で受診することをおすすめします。
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